2007年04月号 /
脳天気 農文化
発行;庭しんぶん
庭プレス社
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070416 シリーズ農字 06「種」
 お店で種を選んでいたらその種類の「種」だった、との村長談。
 辞書には、「禾」(穀物)と、音を示す「重(ちょう→シュ)」(ここでは、おくれる意)とを合わせて、おくての稲のこと。「のぎへんに童の字(フォント表示ができないので)」に通じて「たね」に使う。とある。

 この変容プロセスには階段三段飛ばし上がりみたいな飛躍がある。が、そうか稲作と来たか。確か「晩生」の字違いに「晩稲」もあるわけだ。

 寒冷地でコメを食うのか、という疑問にこだわる。この北海道で稲の北進についやされた壮絶な歴史は見直される必要がいまある、と私は考える。明治初期、なぜ有畜複合のイモ・ムギ主体に進路が取れなかったか、と。もちろんコメはうまいよ。
 食べ物、とくに主食は為政者には手綱である。みんなが食べられるように、は、食わせてやる・もらう、と背中合わせである。希望的観測だが、主体的に食べる手段を構築することは「地球の上に生きる」ことにつながるだろう。

(ナガタ・ま)

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