2007年05月号
脳天気 農文化
発行;庭しんぶん
庭プレス社
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070527 シリーズ農字 07「苗」
 前回「種」だったから今度は「苗」。
 田にくさかんむり、だから田に生えている若い稲、つまり「なえ」をあらわす、というのが辞書。でも木村茂光さんも言うように「田」の字は水田というより広大な畑であったろう、とすれば別に稲でなくてよい。
 日本の北辺はコメに向かない。近代技術でねじ伏せ昨今は温暖化に手伝ってもらって、なんだかんだいったってご飯おいしいでしょ?同じ釜のメシを食う間柄だろうが、というくくり(られ)方が、何度も言うようにイケナイと信じている。なれなれしいはキモイに通じる。それに振りかけられたカンケイの固着性が目を大いに曇らせる。
 キミのこと好きだよ、っていったって永遠にかい?という質問は意地悪だろうか。少なくとも「好き」には自主性があろうから救いはある。でもそれを永遠不滅ジョータイ(がイイとは必ずしも思ってないけど)に持っていくには相当なアレンジ精神と冒険魂が不可欠なのさ。いっしょにアレをしてとぉっても楽しかったからアンタ好き、のカレンダーを背負って過ごすことができたら、と願望したとたん、だから必死で遊ばなくてはならない。あげくの遭難もあるわけで。
 アレとは妄想力である。妄想は発見・発明の母。妄想なくして自立・自活の道はない。体力、ましてや金力よりもだ。
 プラスチックのパレットに種を蒔いて育苗を試みる。水は足りているか?光は?温度は?...。
 妄想を育ててるってかい!

(ナガタ・ま)

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