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Usso800_0510 |
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051028 庭協会1
雪が近いので、菜園の片づけをしていたら、“庭協会”の理事長のOさんがやってきて、そろそろ今年の“庭賞”を決める時期だから選定をしようと言う。ストーブに薪をくべ、土産の酒を飲みながら、あーでもないこーでもない、がはじまった。 わたしがデレク・ジャーマンの庭がイインデナイカイと言うと、彼女は、死んでしまった人の顕彰は止したいノダとのたまう。確かに。それに今更協会が賞をあげてもデレク・ジャーマンに何か箔が付くわけではないわけで。 そういえば日本にやってきたクルド人のほかの子どもたちはみなどうしているだろう。筑波山のふもとにある農場が大勢の受け入れをして、そこの若いおかみさんが「毎日学校で寝起きしているみたいでチョー面白い。」なんて言ってたっけ。あんなに傷だらけの子どもたちを身内にしてしまってタイヘンだろうに。そうだな、ここも今年の“庭賞”だな。 結局のところ候補が多すぎ、協会の実力が問題だなぁと話題が曲がりはじめ、そのうち二人とも酩酊して賞の絞り込みは宿題となった。 さて、こっちも寝るかと寝室を一巡り。子どもたちが小さくなければ合宿所といった風情。まさかこれを家族と誰も呼ばないだろうし、自分でもそういうものからはずいぶん遠い集団のように意識せざるをえない。そっか、学校だってか...。宗教なのか?と問われれば、そういう頼りになるもんがあればまだましかなぁと思うんだが。 (フィクションです) |
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051027 戦争
扉を開けばそこが戦場、という構造では今日すでにないだろう。 ぼくが想起する自給の“庭”は彼らのためにも開かれなければならないだろう。 |