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130828 戦争 化学兵器を使うということは絶対許されないから制裁する、とニュースが伝えている。 考えてみれば、化学兵器を含め飛行機や大砲を用いて「えいえい」とやってる戦争(紛争)は、槍や刀で「えいえい」というのと大筋は変わらない、ヒンシュク覚悟で言えば牧歌的なタタカイだという気がする(気にさせられる)。この線からあっちは戦争、こっちは平和、みたいな雰囲気であり、こっちの自分は「たいへんだね」「かわいそうだね」がせいぜいであって、無責任きわまりない。 だが「そのエリア」と経済的なつながりの濃い立場の団体・人々にとって、タタカイのプロセスや行方が大いに自分事であることは明白だ。だから日がな平和に浸りたいフツーの人々の感覚とは遠いところで戦争は遂行され、遠吠えのような「ハンターイ」とクロスすることは少ない。だから「人殺しは基本イケナイ」なんて、それこそ牧歌的な良心では抗いにくい。むしろそういった対応もある程度「必要」な範囲のものとして歴史というものは構成されていくのだろう。 ひとつ言いたい。 このフクシマの放射能は、化学兵器が使用される・されたという戦地=エリア限定の驚異に比べて、きっと格段にスゴイよ。槍や鉄砲を持って「やあやあ」って言わなくても、どこにでも広がっていきどうやっても防ぎようがないという意味において、いまや(化学)兵器以上の存在であることを世界中の人々に知らしめつつあるわけで。 日本は戦争をしません、軍隊なんかありません。だった。 化学兵器が「アブナイ」「とんでもない」って言うんだったら、忘れるんじゃないよ、およそフクシマのそれは群を抜いている。
130816 海 デレク・ジャーマンは、チェルノブイリ事故の1986年、イギリス南部海沿いのダンジェネス村に漁師小屋を入手、そのまわりにちいさな「庭」を設営しつつ1994年までを生きた。 いま、福島から原発事故による放射能で汚された水が海に流れ出ている。 (釧路から十勝へ。「ナウマン街道」へ出る直前、浦幌の海)
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